社会活動

『高校生のための道徳教科書』を使った「道徳」の授業実践(第2回)

平成25年6月14日(金)『高校生のための道徳教科書』を使った「道徳」の授業第2回が麗澤高等学校で行われた。

これは、道徳科学教育センター(CMSE)が作成した『高校生のための道徳教科書』を実際の授業で使用し、作成の狙いや話題の取り上げ方等について検証し、授業の展開の仕方を確立するために実施したもので、今回は2回目の授業である。

講師は、前回と同様に同校の卒業生でもある江島顕一センター員が務めた。

江島講師は、まず小咄として、AKB48の総選挙を話題としながら、最新の曲を取り上げ、一曲の歌の背後にもプロデューサー、作詞家、作曲家、ミュージックビデオの監督、CDジャケットの写真家、ダンスの振り付け師など、実に多くの人間が関わっていることを紹介した。

その後、教科書の「One for All, All for One -ホペイロという仕事」(pp.95~102)の単元を使って授業を進め、サッカーにおけるホペイロの仕事を紹介しながら、学校でも社会でも様々な立場や役割があること、そうした集団の中で物事を成し遂げていくには周囲への感謝や尊敬の念が求められることを論じた。

授業前半は、北嶋選手のブログの紹介部分を江島講師が朗読し、その後の「ナラティヴ」と「気づきのコラム」は生徒を指名して順に朗読してもらう形式で進められた。後半は、教科書に記述された5つの質問事項について生徒各自が回答を記入したメモを使って5~6人のグループごとにそれぞれの回答について発表しあう形式で進められ、50分間の授業もあっという間に終了した感じであった。

また、授業の途中で、この教材に引用された北嶋選手がかつて所属していた柏レイソルがJ1リーグで優勝した時に選手達がサインしたユニホームが披露され、生徒たちの羨望のまなざしの中で授業が進められた。

今回受講した生徒たちは4Fクラス(高校1年生)で活発な雰囲気の中で授業が進められた。

次回の授業は6月28日(金)に実施する予定である。







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