講演、シンポジウム

中山学長が日本の道徳教育に対する改革について講演

広島大学学習システム促進研究センター(RIDLS)主催
「品格、徳、シティズンシップのための教育国際プロジェクト」

DSC_31732015 年7月25日(土)、26日(日)に開催された「品格、徳、シティズンシップのための教育国際プロジェクト」に中山理学長がキーノートスピーカーとして参 加。本講演会には、海外のゲストスピーカーとして、本学道徳科学教育センターと学術提携を結んでいるイギリスのバーミンガム大学、アメリカのボストン大学 の教授、また、ハワイ大学からも参加があり、日本、イギリス、アメリカの国際シンポジウムが実現しました。

2日目の26日には、まず、岡 山 大学教授で世田谷区の品格教育に携わっている青木多寿子氏が世田谷区の全公立小学校で実施している教育の事例と成果を紹介。続いて、神奈川県立新城高校 キャリア支援グループリーダーの三舟薫教諭が同校でのシティズンシップ教育の取り組みとして政治教育、司法教育、消費者教育、道徳教育の4つの取組みと同 時に、今後の展望、課題について発表しました。

DSC_3142 午後には、ボストン大学のStephan Ellenwood教授が「徳、品性、道徳、社会的責任についてどのように学ぶのか」という疑問に対し、効果的な3つの方法を挙げ、海外でのサービスラーニングの成功例を説明しました。続いて、中山学長は「日本の道徳教育に対する改革への試み」と題して講演し、現代の道徳教育の現状と問題点を指摘しながら、高等教育 機関の果たす役割を説明。道徳を担当する教員を養成すること、大学を中心とする高等教育機関で道徳、倫理の科学的・学術的研究を進展させること、行政や地 域社会、海外の高等教育機関とのコラボレーションを発展させることなどの重要性について実例を用いて語りました。

最後に、本講演会の主催でもある広島大学の池野範男教授が日本、中国、欧米を比較しながら、品格、徳とシティズンシップ教育との関係性についての問いかけをし、全体討論に移りました。時間を超過するほどの活発な意見交換がなされ、盛会のうちに終了となりました。

<当日の様子>
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