講演、シンポジウム
中山学長がシンガポールで道徳に関する特別講義を実施
来る2016年は本学の創立者、廣池千九郎の生誕150年にあたる。この記念年に備え、本年2015年は、そのプレ・イベントともいうべき一連の講演会、シンポジウム、共同研究が、本学との研究・教育交流提携校との間で計画されている。
2月23日、こうした企画の最初のイベントとして、中山学長による特別講義が、本学の提携校であるシンガポールのナンヤンポリテクニク(NYP)のSchool of Business Administrationで学ぶ学生と教職員を対象に開催された。折しも、独立50周年記念年であることに加えて、春節明けということもあって、街も大学も弥が上にも祝賀ムードに包まれていた。
会場となった階段教室を埋め尽くしたおよそ90名の学生や若干の教職員は、司会を務める学生の合図で一斉に起立し、会場に到着した私たちを万雷の拍手で温かく迎えてくれた。講義は“What is the ‘secret’ of the longevity of Japanese enterprises? — discerning the contribution of morality to business —”と題して、およそ50分間、英語で行われた。
中山学長は、その中で、いくつかの事例を挙げ、企業永続の背景にある「信・誠・継・心・真」などのキーワードを紹介し、伝統の「継承」と時代に応じた「革新」の重要性を強調。最後に「創業にも守成にも苦労して人を愛す」という創立者の格言を引用して締めくくり、聴講者に大きな感銘を与えた。
(堀内一史 経済学部教授)
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