講演、シンポジウム

第54回教育者研究会(東京北会場)で中山学長が講演 ー「道徳教育の新たな充実を目指して」ー

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平成29年8月28日(月)、公益財団法人モラロジー研究所主催の第54回教育者研究会(東京北会場)が「道徳教育の新たな充実を目指して」をテーマに東京都北区立十条富士見中学校で開催されました。

当日は、現職の学校教員など約60名の参加者を迎え、田中秀文東京都モラロジー協議会会長による主催者挨拶、後援者である北区教育委員会の清正浩康教育長からの挨拶の後、現職教員による事例報告、モラロジー研究所社会教育講師の北山正弘氏の講演に続き、中山理学長による講演が行われました。

「なぜ道徳教育が必要か」 という課題に講演の中で-長寿社会となった今日、働き方を変え、豊かな人間性を築くには道徳性を育むことが重要である。道徳は小学校・中学校で終わるものではなく、生涯にわたって追求するべき課題である。-と説明されました。

《中山学長の講演概要》
長寿社会となった今日、働き方を変え、豊かな人間性を築くには道徳性を育むことが重要である。私たちの人生は、自分ひとりで生きているわけではなく、多種多様な恩恵を受けて生かされている。よりよく生きるとは、その恩恵に感謝し、他者とのよりよき関係性を構築することであり、その精神作用と行為が道徳である。そして道徳は、小学校・中学校で終わるものではなく、生涯にわたって追求するべき課題である。

教師の役目は、生徒の行っている活動に意味を見つけ、意味づけることであり、生徒の発想、ものごとの考え方を転換させることである。一方で、生徒からも学ぶこともある。それらは生きた教材となり、麗澤大学の授業で使用する教科書の中で、身近な存在である卒業生の事例として取り上げた。

本学は、大学院学校教育研究科道徳教育専攻を平成30年4月に開設します。我が国において初めて道徳教育に特化した大学院となり、道徳教育の理論と実践の融合を通して、教科化される「道徳科」に精通した教員や専門研究者の養成に取り組むとともに、教育学における新領域「道徳教育学」の開拓に向けた研究と教育を展開していきます。

この大学院に関する説明会を開催いたします。興味をお持ちの方は奮ってご参加ください。説明会等の情報は、以下のウェブサイトで公開しております。ぜひご覧ください。
http://www.reitaku-u.ac.jp/2017/04/17/61336

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