講演、シンポジウム

平成26年度柏市教職員研修講座-大学連携講座-を麗澤大学で実施

 

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平成20年度より中核市となった柏市では、千葉県から教職員研修事業が委譲されたことに伴い、独自での研修事業を実施しています。8月26日には大学連携講座として麗澤大学を会場に「道徳教育研修」を実施。約130名の小中学校教員が熱心に聴講しました。

冒頭、柏市立教育研究所の齋藤世利子所長が主催者を代表して挨拶をし、中山学長、川原容一元柏市立光ヶ丘小学校長が「道徳とは何か」を総合テーマに講義を行いました。

中山学長は、スライドを使いながら道徳は単なるマナーととらえるのではなく、「他者とのよりよき関係性の構築」と捉えることによって生涯にわたって学ぶべきものであると述べました。また、海外での人格教育の現状に触れ、本学と共同研究を進めているアメリカのミズーリ大学セントルイス校のM/バーコヴィッツ教授とのアカデミック・コラボレーションに触れ、アメリカの中学校の人格教育の実践例を紹介しました。

続いて、川原氏は、「学校・学級生活に生きる道徳 ―いじめ問題から見えてくる道徳教育―」と題して、児童生徒が有意義な学校生活を送るために、教員に求められる心構えや行いについて実例をもとに紹介しました。教員一人ひとりが子どもの命を絶対に守りきるという決意を持ち、生徒にとって学校に居場所を作ることが大切であると結びました。

「道徳とは何か」という本質的な議論をテーマに行われた今回の講座は、3時間ほどの短い時間でしたが、受講者はそれぞれに熱心に聴講し、満足した雰囲気の中で閉会しました。

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海外とのアカデミックコラボレーション

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