経済学部の江島顕一助教が道徳の出張講義を実施
平成26年12月15日、茨城県の私立水戸女子高等学校にて、高大連携による道徳の授業を、経済学部の江島顕一助教が行いました。
授業は、高校3年生を対象に、麗澤大学道徳科学教育センター監修『高校生のための道徳教科書』の中の「心に残る言葉による道徳教育」をテーマに展開。(第1回の授業は、7月14日に同書の「One for All, All for One―ホペイロという仕事―」をテーマに実施しました)「書く」、「話す」、「考える」をポイントとし、テキストの朗読と解説の後、質問事項への記述、グループでの話合いと発表、それらを通じた学びの再考という形式で進められました。
まず、日本の道徳教育の歴史において、古典の格言を暗記暗誦していた学びのスタイルの紹介から始まりました。次に、そうした学びを現代的な視点から「言葉の力を発見する」と置き換え、それぞれ座右の銘があるかを問い掛けました。そして、グループとクラスにて、各自が大切にしている座右の銘や言葉を対話を通じて共有しました。
最後に、座右の銘となる言葉や文章は、古典や教科書の中だけではなく、小説や映画、歌詞、あるいは人からも見出せ、日本人は古くからこうした言葉の力を「言霊」と称して重んじ、言葉が夢や目標の実現に力を与えてくれるものとなると結びました。
授業は2回目ということもあり、終始和やかに進められ、それぞれの学習場面で笑顔も見られました。
麗澤大学経済学部では、「知の発信プロジェクト」として、高大連携による経済学・経営学教育をはじめ、道徳教育の提供を積極的に展開しています。
また、麗澤大学道徳科学教育センターでは、COC(Center of Community)の一環として、道徳の出前授業や講義を提供しています。
※江島先生の授業の様子は、水戸女子高等学校のニュースにも掲載されています