講演、シンポジウム

橋本富太郎助教 著書『廣池千九郎 -道徳科学とは何ぞや – 』 出版記念シンポジウム開催

○IMG_7349

11月30日(水)に麗澤大学の橋本富太郎助教の著書『廣池千九郎 – 道徳科学とは何ぞや – 』(ミネルヴァ書房、平成28年11月)の出版記念シンポジウムを麗澤大学生涯学習プラザホールにおいて開催した。

この本は、ミネルヴァ書房が刊行するシリーズ「ミネルヴァ日本評伝選」の一冊として出版されたもので、道徳科学(モラロジー)を提唱した廣池千九郎の道徳観はいかに形成されたのかという視点から廣池の生涯と学問・思想を通観している。著者の橋本助教は、麗澤大学及びモラロジー研究所において廣池千九郎の研究に携わってきた。本書はその研究の蓄積と先人たちの廣池千九郎研究の成果を踏まえて著したものである。

○IMG_7357○IMG_7396

シンポジウムは、2部構成で行われ、第1部は橋本助教が本書の著作に至った経緯や構成内容および著作に際しての苦労などについて講演を行った。第2部は本学外国語学部の櫻井良樹教授、東京学芸大学講師で本学道徳科学教育センター客員研究員の水野雄司先生からのコメントと、それに対する橋本助教の応答を中心に、同書の意義や今後の廣池研究の課題、方向性などについて議論が行われた。櫻井教授からは、日本近代史や廣池研究の研究史の観点からコメントが寄せられ、水野客員研究員からは、日本思想史の立場から見た同書や廣池の学問・生涯についてコメントがなされた。モデレーターは、本学の川久保剛准教授(道徳科学教育センター副センター長)が務めた。また、第2部の後半30分ほどは参加者から橋本助教への質疑応答が行われた。

シンポジウムには、本学関係者のほかにモラロジー関係者や麗澤大学ROCK受講者など約70名が参加し、最後まで熱心に聴講された。

 

PAGETOP

海外とのアカデミックコラボレーション

Copyright(C) CMSE. All rights reserved.