平成28年度「自校学習プログラム」実施
上級生が新入生を対象に、麗澤大学の建学の理念や歴史、創立者について在学生の視点から講義する「自校学習プログラム」が、4月4日から6日にかけて実施された。
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麗澤館で説明する上級生
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大穴記念館での説明
外国語学部は、群馬県の谷川セミナーハウスおよび柏キャンパスにて新入生オリエンテーションキャンプの一環として、経済学部は、柏キャンパスにて導入授業の一環として取り組まれた。10年目を迎えた本年も、外国語学部谷川組8名、柏組5名、経済学部9名の上級生が、春休み期間中に入念な準備をし、全体での事前リハーサルを経て、本番を迎えた。
プログラムは「どうすれば新入生にとって、分かりやすく、楽しく、為になるプログラムができるか」を課題としながら、大学全体に共通する内容と、学部・学科・専攻・コースに応じた内容を組み合わせたプログラムを考案し、講話を行う。
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キャンパス見学
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新入生の前でプレゼン
今年は、外国語学部谷川組ではミュージカル仕立ての演出を行ない、柏組では他言語による自己紹介を行ない、経済学部では即興ラップを披露するなどの新入生の印象に残るような工夫が見られた。そこには、過去の歴代スタッフが行なってきたプログラムを継承しつつ、発展させたオリジナリティが反映され、10年の蓄積が累代教育として機能してきた。
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経済学部自校学習
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留学制度を語る上級生
新入生からは、「麗澤大学の特色がよく分かりました」、「大学生活が楽しみになりました」「プログラムが分かりやすくておもしろかった」、「緊張がとけ、不安がなくなった」といった反響があった。
その意味で、「自校学習プログラム」は、「並んでいる沢が互いに潤し合う姿は喜ばしい。立派な人間になろうとする者が志を同じくする友と切磋琢磨する姿は素晴らしい」という「麗澤」の語義を、新入生と上級生が体現した学びといえるのである。
(道徳科学教育センター員・経済学部助教 江島顕一)