平成27年度「自校学習プログラム」実施
上級生が新入生を対象に、麗澤大学の建学の理念や歴史、創立者について在学生の視点から説明する「自校学習プログラム」が、4月4日から6日にかけて実施された。
外国語学部は、群馬県の谷川セミナーハウスおよび柏キャンパスにて新入生オリエンテーションキャンプの一環として、経済学部は、柏キャンパスにて導入授業の一環として取り組まれた。9年目を迎えた本年も、外国語学部谷川組8名、柏組4名、経済学部10名の上級生が、春休み期間中に入念な準備をし、全体での事前リハーサルを経て、本番を迎えた。
「自校学習プログラム」の最大の特色は、それを教員ではなく、上級生が行う点にある。上級生は、大学全体に共通する内容と、学部・学科・専攻・コースに応じた内容を組み合わせたプログラムを考案し、講話を行う。上級生が終始一貫して抱き続ける課題は、「どうすれば新入生にとって、分かりやすく、楽しく、為になるプログラムができるか」という一点である。自分の在学生活を振り返りながら、麗澤大学とはどういう大学なのかを、自分なりの言葉で伝えるための自問自答を繰り返す。そうして出来上がったプログラムには、上級生一人ひとりの個性や独自性、そして仲間とのチームワークやフォローシップが反映された。新入生からは、「麗澤大学の特色がよく分かりました」、「専門の講義を早く受けてみたいです」、「留学に関心を持ちました」、「キャンパスライフが楽しみになりました」といった反響があった。
その意味で、「自校学習プログラム」は、「並んでいる沢が互いに潤し合う姿は喜ばしい。立派な人間になろうとする者が志を同じくする友と切磋琢磨する姿は素晴らしい」という「麗澤」の語義を、新入生と上級生が体現した学びといえるのである。
(道徳科学教育センター員・経済学部助教 江島顕一)
<上級生スタッフの感想(抜粋)はこちら>
○外国語学部 谷川スタッフの感想
○外国語学部 柏スタッフの感想
○経済学部 スタッフの感想
<谷川での様子>