平成24年度 自校学習スタッフ 活動報告記
毎年4月に行われる新入生を対象としたオリエンテーションの中に、「自校学習」というプログラムがあります。
これは、上級生が新入生へ、麗澤大学について説明し、新入生の自校学習の導入のサポートをしようというものです。
今年も外国語学部(英語コミュニケーション専攻、英語・英米文化専攻、日本語・国際コミュニケーション専攻、ドイツ語・ドイツ文化専攻)は、群馬県谷川にある「谷川セミナーハウス」、外国語学部(国際交流・国際協力専攻、中国語専攻)と経済学部は柏のキャンパスで、それぞれオリエンテーションが行われました。
自校学習のプログラムでは、川久保 剛副センター長、江島 顕一センター員を中心に、11名の上級生スタッフが大活躍しました。
以下、上級生スタッフの感想を掲載します。
◆浅田真澄(谷川リーダー/国際交流・国際協力専攻4年)
3日間の自校学習プログラムについて、私は大成功だったと思います。私たちの1番の目的である、新入生に自校学習をするということについては、新入生の表情を見て結果がわかりました。私は学習といっても、新入生が退屈しないで話しを聞いてくれることや「広池千九郎」や「知徳一体」などの一語でも覚えて帰ってくれることで十分だと思っていました。全専攻の特に2日目の発表で、新入生の多くが顔を上げて聞いてくれたこと、クイズに積極的に参加してくれたこと、笑ってくれたことで私たちのプログラムの目的が達成されたと思いました。また、スタッフみんなが笑顔で楽しみながら発表できたことも良かったと思います。練習の成果がしっかり発揮できたからで、努力が実を結んだ瞬間でした。
ジコガクスタッフは決して楽ではないです。でも、夢中になって取り組めて、充実した時間を過ごせるし、学年・専攻を超えた仲間ができます。麗澤大学で学んでいることを誇りに思うことができます。学びの多い時間を過ごせます。なので、こんな素敵な自校学習スタッフにこれから、たくさんの学生がチャレンジしてくれたら嬉しいです。
◆垣内康輔(谷川サブリーダー/英語・英米文化専攻4年)
僕は人の前で発表することはとても難しいと思いました。なにが難しかったのかというと、一年生目線でわかりやすく話をするということでした。調べたことを自分の言葉に変えるという作業は本当に難しかったです。誰でも分かる言葉を選ぶというのは普段は心がけなかったので、作業は楽ではありませんでした。原稿を何度も何度も直し、担当の先生からアドバイスを頂いたおかげで原稿を良いものにしていくことができたと思います。
◆郡司幸枝(谷川アドバイザー/日本語・日本文化専攻4年)
今年度の谷川スタッフは、私を含めて8名ですが、内新2年生スタッフが5名でその新2年生全員が初めて群馬県の大穴・谷川の地を訪れました。
このように新鮮な感覚、新入生と同じ感覚で大穴・谷川に触れられる事は、とても貴重な経験であり、もう二度と出来ない事です。初めて行く場所について学び、初めて会う新入生へ、自分も初めて来た場所について説明する。数々の巡り合せが重なり合い、スタッフとしての一番の強みである「新入生にとって一番身近な存在」からのアプローチが存分に発揮する事の出来た2012年度自校学習スタッフは、自校学習プログラムを担当させて頂いた学生スタッフの中でも最も新入生に寄り添い展開できたスタッフだと思います。
◆岩村祥昂(谷川スタッフ/英語コミュニケーション専攻2年)
谷川に着いてからも練習を繰り返し、当日は新入生相手に自校を説明。練習のかいもあり、新入生は私たちの話に聞き入っていた。初日から絶好のスタートを切った。しかし、一部原稿を作り直すというハプニングも発生。こんな事態が発生しても上級生は冷静で、慌てることなく原稿作りに取り掛かった。この時の上級生は手本そのものだった。寝る間を惜しんで原稿作りに励み、何度も読み返しこのハプニングを乗り切った。仲良くなった新入生に話を聞くと、とても分かりやすく、先生が話すより面白い、と私達自校学習スタッフの裏の目的も達成した。この新入生の感想が私の求めていたものだ。
◆大槻彩穂(谷川スタッフ/英語・英米文化専攻2年)
最初の1,2週間は私たちが麗澤大学の理念や歴史、廣池さんの思想などをインプットして、そのあとに自分の言葉に置き換えどのように発表したら一年生にわかりやすくなるかなどを議論しあい、発表の内容をつめていきました。何度も何度も練習を重ね、よりよいものを作りあげられたと思いました。
最初になんとなく自校学習ってまじめそうでつまらないのかな、と思っていたのですが、そんなことはなくすごく楽しく過ごせたと思います。そして、自校学習は谷川、大穴温泉で一年生に麗澤大学のことを教えるプログラムだと思っていましたが、自分自身にもたくさんの知識がつきました。もし機会があるならば、来年もぜひ参加したいと思いました。
◆宗石風太(谷川スタッフ/英語コミュニケーション専攻2年)
この準備期間で学んだことは膨大で、非常に濃く、貴賓館や麗澤館へも見学に足を運べて大変有意義なものと化していた。日を追うごとに増える新しい知識や情報、それと同時にそれを新一年生に伝えることの難しさが増していくのを感じた。
◆西川なつ美(谷川スタッフ/英語コミュニケーション専攻2年)
自校学習スタッフとして活動をして、自己満足ではなく相手(新入生)の立場に立って考え伝えることの大切さ、大変さを学びました。自分たちでは良い発表ができたと思っていても、メインの新入生が興味を持って耳を傾けてくれなければ、私たちの活動は何の意味もなくなってしまう。今回、直接新入生の感想を聞くことはできませんでしたが、先生がおっしゃっていたように常に問いを持ち、謙虚な気持ちでいることが大切であり、それが結果としてより良い発表、活動に繋がっていくのではないだろうかと思いました。
◆西藤詩織(谷川スタッフ/ドイツ語・ドイツ文化専攻2年)
今回スタッフになり、自分の発言することに自信を持ち、人前での発表が好きになったので、参加してよかったです。そして、助言してくれた先生方や、協力し合えたスタッフの皆さんには本当に感謝しています。
◆高宮瑞生(柏リーダー/国際交流・国際協力専攻4年)
長い歴史のある麗澤大学なのに、自分の説明は現時点での良さしか伝えることができなかったのだ。その伝統や知徳一体について何一つ知らなかった(気付かなかった?)。考えたこともなかったし、麗澤教育にいるなかで意識すらしたことがなかった。
でも、今は違う。自校学習の中で様々なものを見つけ、考え、そして麗澤のスピリットが自分の中にも流れていると感じる。ジコガクスタッフとは、麗澤にいることが誇りであると確認できる場であったようだ。
◆川名彩子(柏スタッフ/国際交流・国際協力専攻3年)
ジコガクをやり終えた後、気が付いたことがある。新入生のために動いているはずだったが、結果的に自分のために残るものが多いということだ。
学校に関する知識・学園創始者の廣池先生の周りとの関係性には面白さを感じた。元々歴史系の科目が大嫌いの筈なのにわくわくした自分を見つけた。そしてなにより、春休みという本来休みの期間に活動するからこそ、仲間の存在の大切さと自分の甘さと出会った。活動しているときには気付けなかったが、もしかすると自分の転換があった春だったのかもしれないと今思う。
◆古森千尋(柏スタッフ/国際交流・国際協力専攻3年)
新入生視点に立ってという点に関して言えば、まだ知り合ってまもない新入生を目の前に余計に緊張させてしまわぬよう、堅苦しい内容も自分たちなりの言葉で言い換え、親しみやすくするようにした。また、スタッフ間で統一した格好をすることにより、団結した姿と良い交流ができていることをアピールできたと思う。
プレゼンの内容は、大学生活で何か目標をみつけてチャレンジしてみようというテーマに、いま自分たちが取り組んでいる活動を中心に説明をした。これで、何かしらを感じ取ってきっかけを与えられたのではないか。