紹介

『大学生のための道徳教科書』第2弾ついに完成2011.04.01

学生とのコラボレーションによる「実践編」
-君はどう考え、どう行動するか?-

皆さんの中には、「道徳」や「モラル」という言葉を聞くと、何かしら堅苦しさを感じる方がいらっしゃるかもしれません。しかし、真の道徳とは、人を束縛するものでも、威圧するものでもありません。それは、私たちの心を感謝の念で満たし、他者の幸福を願い、社会をより豊かにするものです。それを知っていただくのが、『大学生のための道徳教科書』の目的でした。

しかし、その一方で、理論の上ではモラルが大切なことは分かったけれども、実際のキャンパス・ライフでは、何をどうしたらよいか分からない、という声も数多く寄せられました。

そこで平成22年、本学の母体である廣池学園の創立75周年を記念して、『大学生のための道徳教科書』の「実践編」を作ろうという構想が持ち上がりました。「実践編」のコンセプトは次の4つです。
1) 誰でもキャンパス・ライフの中で実践できるモラルは何かと考えられるもの。
2) 教科書が皆さんに何かを「教える」のではなく、教科書から皆さんが何かを自分で「学べる」もの。内容はできるだけコンパクトにし、考えるヒントを参考にして自ら考え、自分なりの答えが出せるもの。
3) 実際に行動を起こしたくなるようなロール・モデルを紹介したもの。そのために、本書では皆さんのOBやOGが登場するケースもあります。トピックも、できるだけ身近なものを準備しました。
4) そして、この「実践編」最大の特徴―それは本書が未完成だということです。というよりも、あえて最終章は未完成のままにしてあると言うべきでしょう。最終章を完成させるのは、皆さん自身ですから。

麗澤大学学長・道徳科学教育センター長 中山 理
【『大学生のための道徳教科書』「実践編」 まえがきより抜粋】

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